2019年ゲームプレイ記録
- 2019年ゲームまとめ
13本クリア。積みゲーが果てしなく。
今年はいっぱいクリアしたいですね。とりあえず今年のベスト3を。
- デス・ストランディング
去年終始存在感を発揮し、かつ予想通り・期待以上のゲームだった。
正直ゲームプレイ部分が全く明かされなかったあたりで微妙なゲームなのかと思っていたのは間違いないが、プレイしてみて、なおかつゲームが進むにつれてどんどん、ゲームデザインの意図や目的が緻密に組み上げられているこのゲームに魅せられていった。
はっきり言って万人向けではないし、削ぎ落とすべきところ以上に必要な部分まで削ぎ落とし、必要な部分を徹底的に作り込んでいるので利便性やゲームとしての面白さに若干の難があることは確かだが、それ以上に小島監督という個性にしか作れない圧倒的なセンスとMGSなどで積み上げてきた面白さの核を「繋がり」として構築しきった見事な職人芸的傑作。
テーマをジャンルにしてしまう野心的な作品で、唯一無二。MGSは演出にフォロワーをいくつか作ったけど、今回はきちんとしたフォロワーは現れないだろうなぁと。
ただ、繰り返しプレイするのではなく、一つの作品としてはじめから終わりまでプレイしたときの充足感という意味ではとくに映画的になっているなぁと。兎にも角にも、こちらからの期待にしっかり答えてくれたコジプロへの惜しみない賞賛と、そして次回作に何を作るのかの期待が溢れている。
ゲームとしての爽快感、楽しさが満載で文句なしの傑作。物語構成やワールドごとの繋がり方など、ナンバリングタイトルであろうという作り手の意思を感じるのがとても良い。
ナンバリングタイトルとして、ここまでの集大成として、文句なしの傑作だったと思います。(思った以上にノムリッシュ的わかりにくさが分割されてたというか、本作から追加で設定されるものがほとんど無く、BbSと3Dの大まかな流れさえわかってればわかりにくさが増えなかった。)細かいことは設定を追っていこうと思えばいろいろあるので、本編ではそういう事考えずに単純に楽しめるのは良いことだと思う。ある意味キングダムハーツナンバリングタイトルらしさというか。
各ワールドの個性と、徹底した作り込みにはもう脱帽しかないが、ストーリー自体はまあキングダムハーツだしな、、、という微妙なワールドと、ものすごくうまくテーマと絡み合った見事なワールドの両極端でなんとも言えなかった。アナ雪とかストーリー雑すぎてひっどい。
ただ、本当にアトラクション的なアクションを延々と飽きずにプレイし続けられる、テーマパーク的な面白さはこのゲームで一つの頂点に至ったかなと感じる。やりこみゲームとしてのキングダムハーツは2が頂点だと思うけど、爽快感・楽しさという意味では圧倒的3。
ただしストーリーについては完結させて次に繋げるという形のせいで強引になってしまった感は否めず、そのあたりは今月発売のDLCに期待せずにはいられない。
- ファイナルファンタジーXIV 漆黒のヴィランズ
漆黒のヴィランズ単体で極めてクオリティが高かった。何がと言われると全てとしか言いようがないけどとにかくクオリティが高かった。ストーリーも今までの物語を踏まえて全体として真相に近づいた上で、単純に漆黒のヴィランズ単体の物語としても見事にまとまっており、仲間を集めつつ進むRPGとしての面白さも追求されており、各マップの個性も素晴らしく、それぞれの街での課題もよく。
ネトゲとしての面白さもきちんと追求されていて、そのうえでソロプレイでの面白さもきちんと提示されており、FFとしての面白さもあり、FF14としての面白さもあり。
これまでのファンもこれからのファンも含め、非常に満足度の高い作品であったように思う。
だからこそ次の大型拡張は不安がのこるというか。ファンタジーとして面白い部分はすべてやってしまったよなぁという印象があるのですよね。
楽しみ。
残りは軽くレビューを。
・キコニアのなく頃に
なく頃に新作ということで、うみねこEP8以降避けてた竜騎士07の新作をプレイ。
ちゃんと竜騎士07のテキストの面白さは出てたし、ふっつーに面白かったものの、フラグメントまで見たあとだと、これ1作で評価しづらいところがある。
考察しがいがある上に考察しなくても普通におもしろいので、次回が楽しみだけど救いがないよ〜
・ダークソウルリマスター(PS4)
このタイプのゲームに全く慣れていなかったので序盤〜中盤非常に苦戦したものの、全体を通すと非常に楽しかったと思う。2はともかく3はやってみたい。
とにかく序盤〜中盤、アノールロンド前までが非常に苦戦したのです。アノールロンドから面白さがはっきりと分かり始めて、一気にクリアしてしまった。ある種のパターンがあると思うので、1つクリアしてしまえばダクソ系のゲームは行ける気がしている。ので次にSEKIROをプレイ予定。いつになるかな〜。
・トラヴィスストライクアゲイン
相変わらずのsuda51ゲーセンス。
低予算ゲームのためセンスを洗練させる過程がなく原液でぶっかけられるので初心者向けではないものの、ゲームの端々から感じられる相変わらずのセンスは流石。
よくあるゲームinゲームとは全く違うのは注意が必要かも。ゲームinゲームを装ってるけどkiller7ばりにただ毎話テーマが違うだけ。サブカルネタにはご注意を。
ノーモアヒーローズ3も発表されているので、それへの繋ぎとしか思えないがセンスは相変わらずなのでプレイしてつまらないことはない。
・AI ソムニウムファイル
なんだかんだで物語全体のまとまりがよく、ギミックにトリックのためのギミックがあったりするあたりのご都合主義的な部分が目につくものの、この作品らしさがはっきりと出ているのはとても良かったと思う。
ある意味個性の塊なのに、最終的には無難な内容のように感じるところに、このゲームの尖らなさを感じる。勿体無いところが結構あるけど、続きを見たいと思わないのは致命的では……
・マフィア3
積みゲーのない時期にフリプでプレイ。まあ3日位でクリアしたんだっけ。
典型的なオープンワールドなもののファストトラベルがないのが結構痛かった。
シンプルな復讐劇でわかりやすく面白かったものの、大味さがあってうーむ。普通。
・シェンムー1&2
今となっては古き良きだがふるさが強く感じられるゲーム、という印象の1に対して2の面白さは圧倒的。若干QTEの難易度が極端なのは旧さ故なものの、箱庭の作り込みの異常さとそれを贅沢に使って、贅沢に使わないと得られないゲーム体験が得られるようになっているので、「このゲームじゃないと得られない体験」という意味でかなり強烈。
1は微妙だし、ゲーム的な面白さという意味では思うところがあるものの、やって損はない。
はやく3もやりたいのだが、他の積みゲーを崩していきたい。
・デビルメイクライ5
PS2時代のアクションゲームの正当進化で懐かしさすら感じるけどとても面白い。ただ絵が全体的に暗めなのが地味に爽快感を潰していると感じるのは、PS3以降のアクションゲームに慣れてしまったからだろうか。
ゲーム構成から何から、現代の洗練されたセンスや経験をうまくPS2的なゲームシステム・ゲームバランスに組み込んだ巧みさが見事。
まあ、ベヨネッタと比較するとちょっと弱いなっていうのは仕方ないのかなぁ。嫌いじゃないですよ。
・十三機兵防衛圏プロローグ
本当にプロローグだけど、SF的なネタが思った以上に詰め込まれてて、プレイ後は第一印象とは全く異なる印象になった。個人的にはジュブナイル強めのこっちの方向性のほうが物語としては好きだけど、世間的には若干ニッチなような気がしないでもない。
さて、本編は全くプレイできていないのだが果たしてどうなのでしょう。
・キャサリン・フルボディ
もともとの物語とキャラクター、デザインセンスなどが維持されている部分は非常に良かった。ただ、追加されたリンの物語をどういう立ち位置と受け止めるかによって印象がかなり変わる。個人的にはこれぞトゥルーみたいな印象を感じてしまってイマイチだった。そもそもの物語はどちらにも感情移入できて揺れ動くプレイヤー心理が面白かったのに、このキャラを選ぶことこそゲームと指定としたことだという感じのルート分岐はなんだかなぁ。
・ロボティクス・ノーツDaSH
本編でやれなかった部分を補完できていてとてもいいものの、そもそもそれ本編でやれよ感はなくもない。
ダルを出した割に思った以上に核心部分的なところがないのはなんだかなぁ。
けど話全体は悪くないし、個別エピソードはロボノが好きなら良いと思う。
まあ、本編が微妙だったんですよね結局。