白い林檎、硝子のスープ

読書・ゲームなどの感想を書いていくです

シュタゲ 線形拘束のフェノグラム感想

やっぱりまともにこまめに感想書くのって難しいですね。

<絢爛仮想のファムファタール

 ダルシナリオ。非常によろしくないと思う。話がめちゃくちゃで、勢いは有るんだけどラスト投げっぱなしというか相当ご都合主義な上に意味不明。

<雨鈴鈴曲のスクレイパー

 鈴羽シナリオ。いいと思います。特に意味も何もないシナリオだけど、だからこそ案外悪くない。せっかくの原作で完成された型をぶっ壊しまくってる他のシナリオよりだいぶ。

<桃色幻都のシャ・ノワール>

 フェイリスシナリオ。珍しい組み合わせで面白かったけど、後半が尋常じゃなく安易な話なのでちょっとこれはないです。

<迷宮錯綜のヘルマフロディトス>

 ルカ子シナリオ。原作の「罪を負って生きていく」という選択をなしにしてしまうのは、彼女のキャラ的には確かに否定出来ないというかそのほうが自然なんだけど、だからこそ「二人で罪を背負って行こう」という決意に至るまでを描いて欲しかった。折角面白い題材なんだから。

<悠遠不変のポラリス>

 まゆりシナリオ。原作補完のふりをして真逆の方向性に言ってしまった感。まあいいんだけど、この話はあんまりにも救われないし、なんかちがう。まあまゆりに関してはドラマCDが完璧すぎて。あとちゃんとだーりんでヒロインさせちゃったしねー。

<三世因果のアブダクション

 このご都合主義が一番ダメだった。いや発想は面白いし、いいんだけど、まずプロットを組んで、その上で円環状になるようにとりあえず組み立ててみましたっていう感じが見え見えで。まあある意味トリックが最初にわかったのでその後は普通に楽しめたけど。楽しめたからこそこれはない、と断言できる。別にシュタゲでやる必要ないじゃん。

<月暈のビヴロスト>

 いいと思います。流石シークレットに持ってくるだけあって悪くない。ありきたりだけど。ちゃんと心理描写がなされている唯一のシナリオな気がする。ただ性的なシーンが多すぎるのはいけないと思います。

 

<全体的に>

 もう二次創作のレベル以下になってきているので、シュタゲはこういう展開はやめたらいいと思うのです。ドラマCDやらノベライズが恐ろしくよくできてたので、その後の展開もだいたい追ってるけど、まともに良かったのって結局最初の頃だけだった気がします。

 と思ってたんだけど映画は予想以上に出来がまともというか、丁寧にうまく作ってあったので驚いた。