白い林檎、硝子のスープ

読書・ゲームなどの感想を書いていくです

シェンムー感想

 

 ・1

横須賀の再現、という意味ではとても良い出来なのだろうけれど、随所に見られる無駄な要素が全く機能していないのが辛い。2と違って話しかけてもそっけないし、町野の大きさを感じられるほどストーリーの起伏がない。まあ1章を引き伸ばしたから仕方ないのかもしれないが、一つのゲームとして冗長さがかなり辛い。

 

・2

今となっては古き良きだが古さゆえの悪さが強く感じられるゲーム、という印象の1に対して2の面白さは圧倒的。若干QTEの難易度が極端なのは旧さ故なものの、箱庭の作り込みの異常さとそれを贅沢に使って、贅沢に使わないと得られないゲーム体験が得られるようになっているので、「このゲームじゃないと得られない体験」という意味でかなり強烈。

 キャラクターも多いし物語もサクサク進むし、物語の雰囲気も非常に多彩。贅沢に使われる世界は雰囲気バッチリだしもう素晴らしい。

 

・総括

1は微妙だし、ゲーム的な面白さという意味では思うところがあるものの、やって損はない。