オカルティック・ナイン[ゲーム版・アプデ前]
はっきりいってしまえばクソゲーです。
買おうと思う前にアニメを見て、満足するべきです。
正直アニメはかなりの良作で、早口なことを除けばシュタインズゲート>オカルティック・ナイン>>>(良作の壁)>>>(良アニメ化の壁)>>カオスチャイルド>>(原作の面白さの壁)>ロボティクス・ノーツってかんじですね。
オカルティック・ナイン 1(完全生産限定版) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: アニプレックス
- 発売日: 2016/12/07
- メディア: Blu-ray
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発売後に無料パッチ対応とかいってますが、
実は『オカルティック・ナイン』は既に別ハード版を開発中です。移植版には未回収伏線や謎の一部回収と、肝心の「その後」を描いたトゥルーエンドシナリオなどが追加される予定。これら新要素の全ては既にご購入頂いた皆さんには無料の追加パッチで対応致します。引き続き続報にご期待下さい。#オカン
— 志倉千代丸 (@chiyomaru5pb) 2017年12月10日
アニメ→ゲームで回収された伏線・謎は恐らく何一つありません。純粋に未完成版です。
☓1.ストーリーがパッチワーク的な雑さ
各分岐ストーリーはほとんど流れが変わらず、ルートごと中心となる人物の物語が「アニメの脚本から」抜粋されているだけのダイジェスト版になっており、更に抜粋されてるせいで各ストーリーのみだと唐突にご都合主義的な展開が繰り広げられて非常に萎える。
グッドエンドなど、TRUE STORYと銘打ってるものの、TVアニメ版と全く同じ物語展開で、ゲーム版の各ルートで独自だった流れとかも全く汲まずに進んでいく。でエンディングでちょっとおまけつけとけばいいと思った?ふざけるなと。
☓2.トリガーが極めて雑
科学アドベンチャーシリーズなど、千代丸ゲーではおなじみの「トリガー」が今回は今まで以上に無駄に難解で、無駄に無意味である。
アフィブロガーである主人公にうまく合ってるし、もう少し工夫できる余地があったんではないかと思うんだけど捻りもなく、物語の序盤に個別ルートの分岐のためにいくつか使う程度。3つのワードを組み合わせる意味もほとんどなくて、3つのワードを組み合わせてもわけのわからん記事ができるだけ。物語にすべての選択で介入できるわけでもない。
そのわりにワードが多すぎて、覚えられる数が限定されているのも意味わからんし意味がなかった。しかも個別ルートになったらこのワードシステム自体消失するからね。もう。ね。
あと、もう一つの分岐条件であるMMMも、何の意味もない小話で、今まで割りと分岐させることそれ自体に意味をもたせてた千代丸ゲートは思えない雑さ。
☓3.ホントアニメのほうが完成度高いのよね。
あとTRUE ENDが完全に「続編に続く」終わり方なのは正直萎えるというか、テーマ的に確かにこれがトゥルーエンドなんだけど、続編ありっぽくしちゃったせいでノーマルエンドのほうが良く出来た終わり方で、トゥルーエンドが取ってつけた感じになっちゃってるのはどうかと思う。
正直アニメ版そのままだとおもわなかったというか、いくつか選択肢間違った感じあったからゲーム版ではそこ修正してトゥルーエンドだと思ってたので、(なおかつ選択肢間違えなかったパターンも個別ルートで描いてるので)とても残念。ていうかゲーム版でめっちゃ面白くなるチャンスあったのにめんどくさくて制作投げたとしか思えないです。滅びよ。