白い林檎、硝子のスープ

読書・ゲームなどの感想を書いていくです

走査線上のジキル 感想

負荷領域のデジャヴのせいでシュタゲ熱が再燃してフェノグラム買ってきたので、一応シナリオごとにネタバレしない程度に感想を書いてきたいと思う所存です。

 

 一つ目のシナリオ。必ず最初にやるシナリオにこれを持ってきたのは上手いと思った。本編のシナリオの整合性を崩さず、今まで余りやらなかった部分で気になるとこを伸ばすなら、まあこの世界線のあたりの話だろうなーという予想がつく話。オチ含め。

 とはいえなかなかおもしろいと思ったのは、登場人物の一部が結構普通と違った形に落ち着いている点。確かにこういう話ならこういう落ち着き方になるんだろうけど、なんともいえない。

 非常にいいと思ったのは、短編ながらオカリンの根底にある思想に言及して、回答させている点。

 以下ネタバレ有り

  正直途中からわかったけど、こういうトリックにしては悪くない運びだと思った。基本的に物語をかなりドタバタにすることで、大事な真実からプレイヤーも、オカリンも目をそらすようなつくりになっているのは良い感じ。萌郁が出なかったり、喪服紅莉栖という事前情報があったので、あっ、というかんじですが。メールで伏線散りばめるのはシュタゲならではでいいなーと思った。