白い林檎、硝子のスープ

読書・ゲームなどの感想を書いていくです

ファイナルファンタジー13 攻略記3

 はいはーい、攻略記とか言っておいて3で終わってしまいました。はい。

 クリア時間は約38時間。短いですね。ラストパーティはファング・サッズ・ヴァニラ。ライトニングさんはリストラされました。だって回復が追いつかないんだもん。

 雑感やら感想やら評価やらは次のエントリで書く予定ですが、これだけは言っておきたい。「ストーリーに期待するな」
 いやまあね、つまんなくはないんですよ。歴代最低レベルのシナリオだと思っている12の中盤以降よりは全然イケる。だけど、どうしても話が進むにつれ劣化10だなぁという印象が強まっていく。アフロのおじさん以外の登場人物が致命的なほど魅力に欠けるのも問題。いわゆる野村FFである7,8,10は良くも悪くもキャラの魅力が強かった。個性的で、病的。けど13はシナリオ、心理描写、人間関係に重きを置き過ぎて、キャラそのものの魅力が見えてこなかった。そして重きを置いたはずのシナリオはよくいえば王道、悪く言えば無意味にありきたりで、未来世界的という世界観に頼り過ぎている。世界観と専門用語乱発のおかげでぱっと見は新鮮なんだけど、結局やってることは陳腐に尽きる。とくにスノウ関連はなんであんなキャラを入れたのか理解できないくらい鬱陶しい。10でいうティーダ関連の恋愛イベントを代用するためなのかもしれないけど、いらない。
 まあサッズ関連のイベントは個人的には王道をうまくキャラで味付けすることに成功した、かなり素晴らしいイベントだと思うんですが、そのほかのイベントがね。もうね。とくに終盤とかね。もう、ね。


とりあえず13章終了までを順を追って。

<11章-2>
 テージンタワー最上層のボスは初見で適当にやって余裕でクリアできた。状態異常にされたときは結構きつかったが、ブレイクすると相手が攻撃しなくなるのでかなり楽にクリアできる。
 そしてヲルバ郷を超え、法王様激似のファルシさん2回目。姿形変わっとるーーー!とひとしきり驚く暇もなく戦闘。こいつはつよかった。タナトスの哄笑が異様にタイミングよく発動するので回復に頑張ってポーション使いまくってたらポーションが切れ、あとはライトさんが一人でヒーラーとして頑張った。ヒーラー一人、しかも専門ではないライトさん。よくがんばったと思う。操作キャラのファングが残りHPあと200くらいで撃破。いやぁ、辛かった。久々に難易度の高いボスでした。
 気をつける点としてはダルガ(全体に行動不能。攻撃されると解除)と各種封印系状態異常(物理攻撃あるいは魔法封印。長時間持続)だろう。ダルガでヒーラーがやられた後に回復出来ないままタナトスが来たことが2回。やばかった。HP3000代でこれなので結構難易度は高いと思う。ただ、まあ初見で倒せましたから。もう一度やれといわれたらもっと準備して楽に勝てると思う。

 基本戦術はファング・ライトニング・サッズのパーティーではじめトリニティユニオン(ジャマー・ヒーラー・エンハンサー)、そのままじゃまできたらファングをアタッカーに。エンハンスできたらサッズをブラスターに。基本的にライトニングはヒーラー、敵が攻撃しない時だけブラスターに変え、ブレイクした時も余裕があれば全員アタッカー(ケルベロス)にする。ディフェンダーを使わないので(ディフェンダーは使いづらいが理解できればかなり役に立つと思う。とくにオプティマチェンジのタイミングをうまく見切ることができればアレほど素晴らしいロールはない。上級者向けだとおもう)けっこうきつかった。
 多分楽に倒すためにはライトニングではなくヴァニラを入れるといい。ケアルア、ケアルダなどを覚えてるから回復がだいぶ楽になる。だけど個人的な趣味で今までライトさんを入れてたのです。それでもなんとか勝てる。多分このゲームどの組み合わせでもある程度は勝てるようになってる。そのバランスが素晴らしい。
 本当に安定させたいのならサッズの代わりにヴァニラを入れるのが一番いいとおもう。ただそうするとエンハンサーがいないので、ライトニングの代わりにホープを入れるというのもアリかも。ただホープはHPが極端に低いので回復に神経使わなくちゃいけなくなる。エンハンス必要ないと思うならファング・ライトニング・ヴァニラが安定すると思う。
 ああ、ファングを入れないという手もある。ただサッズ物理攻撃が弱いしスノウはちょっと……。

<12章>
 最初のムービーがヤバイです。ヤバイです。あまりにぐちゃぐちゃでよくわからない。とりあえずかっこよきかな。
 基本的にこのあたりのボスはそれほど強くない。コクーンが混沌としているフィールドを楽しみながら進むのがいいかと。全然一本道じゃないので迷わないようにした方がいい。
 まさかあの巨大な奴と戦うことになるとは思ってもいなかったけれど、まあ意外に楽勝だった。というかこの章はボス戦は本当に簡単。ロッシュさんの操るヤツ以外。
 ヤツは本当に強かった。とくに1回目は報復攻撃で全滅することがあったり。このあたりでどうしようもなくなってライトさんをヴァニラに変えた。ほんと泣きたくなるくらい全滅したのです。
 とりあえず基本戦術は変わってない。それでなんとか1回目は倒せた。しかし2回目。デストロイモードのナイトメアバスターに耐え切れず、仕方がないのでサッズにヒーラーのロールを習得させる。そこから青雲の志士(ATK,HLR,HLR)でナイトメアバスターと報復攻撃を耐えきる作戦に。何とか勝利。
 物語に関してはもう12章以降は本当にどうしようもないくらいグダグダ。とくにシド関連は「誰!?」という人物が出てきたり、本当にぐだぐだ。ロッシュさんの話もひどい。適当すぎる。

<13章>
 ラストダンジョンっぷりが半端じゃない。バイクさんが凄くお強くていらっしゃってザコなのに何なんですかあの人。
 ボス戦そのいち、2体出てくる奴。なんか回復技を使ってきて長期戦になったけれど、ジャマーでうまく使えなくすることで攻略。めんどくさい。
 ボス戦そのに、そのさんは凄く弱いです。
 ラストバトル。前哨戦である法皇様もどきは今までの強さが何だったのだというほど弱かった。かろうじてタナトスの哄笑を食らった時はつらかったけれど、それ以外は適当にやってても勝てた。
 ラスボスそのいち。弱かった。こいつもとんでもなく弱かった。「心ない裁き」というもう明らかにケフカのこころないてんしのオマージュな技を使ってくる。これがモード切り替えの起点となっていて。これが発動するとブレイク率が最初に戻ってしまう。なのでブレイク率を無意味にされないように超攻撃的な布陣で行くことが望ましい。ただジャマーで敵を弱体化させておくことも必須。こいつ含め終盤のボスは非常に硬いのでじゃましておかないと面倒になる。
 ラスボスそのに。たぶんこのゲームの中で一番苦戦した。ので別枠で。

<最終決戦(攻略に関するねたばれ)>
 死の宣告をはじめに食らってしまうので時間制限のあるバトルとなってしまう。初めは本当に全然ダメージを与えられないうちに全滅した。なのでかなり戦術を練って攻略した。
 まず最初に練った戦略は
 ・ブレイクしないとダメージが与えられない
上に
 ・時間がたつとブレイク率を100%に戻す技を使ってくる
ので、ブレイクするために基本戦術はオプティマ「ラッシュアサルト(ATK,BLA,BLA)」で一撃与えてからの「トライディザスター(BLA,BLA,BLA)」による即効ブレイク、そして「フューリアス(ATK,BLA,ATK)」による超攻撃布陣で攻撃し、こちらのHPが減ってきたら「揺るぎなき覇者(ATK,HLR,ATK)」で攻めつつ回復。ブレイク解除されたら「青雲の志士(ATK,HLR,HLR)」で回復、これを繰り返す。
 最後のの青雲の志士はラスボスの攻撃の中で一番の鬼門だった「万象の妖光」対策。なぜか4000ダメを食らうことが多く、操作キャラであるファングが即死しまくったためだ。
 しかし結局このパターンでは間に合わなかった。苦肉の策で召喚獣をさいごに召喚して倒そうとしたのだが、結局死の宣告に間に合わない。ちなみに
 ・召喚獣を召喚すると死の宣告は止まる
ので、そのあいだは安心して攻撃できる。それでも間に合わない。
 そして次にやってみた戦術で攻略することができた。実は
 ・ラスボスはスロウ付加の攻撃をしてくる
ため、普通よりも攻撃の速度が遅くなり、そのせいで間に合わないのではないかと考えた。サッズをエンハンサーにしてヘイストを掛けまくることで、何とか攻撃効率を上げることに成功、攻略した。最後はバハムートのメガフレアで倒すという素晴らしく演出的にもいい終わり方ができた。けっこうぎりぎりだったけど。

<エピローグ>
 本当にグダグダだなぁということがよくわかるラスト。シナリオに関しては8章が明らかにクライマックスで最高だった。それにしてもライトさんは主人公だとは思えない空気っぷりだった。