白い林檎、硝子のスープ

読書・ゲームなどの感想を書いていくです

ファイナルファンタジー13 攻略記1

ファイナルファンタジーXIII

ファイナルファンタジーXIII


当日に購入、結構長々とやっていたのですが、まだ10章開始したところで。とりあえず章ごとにストーリー、その他について感想を。途中だけど。

<1章>
 おおお動いとる動いとるってまあ体験版のやつですねここ。まあぬるぬる動くライトニングさんを見る感じ。戦闘もこのあたりはまだ全然。

<2章>
 特になんということもなし。というかもう公開されてた映像のこの部分にくるのか、という。ファルシ戦は正直FFの王道である腕を倒して本体、復活したらまた倒して、のパターンなのが明らかすぎるので楽勝。

<3章>
 グラフィックが凄い。それにしても相変わらず一本道で。本当に入口と出口しかない一本道なのはすごいと思う。戦闘をよけられるのはいい。最後の都市では流石に道が幾つか合ったけどまあ、ねえ。あの都市はゲームショウのスノウ編か。でもまあ、召喚獣が使えないから苦戦するかと思ったけどそれほどでもなかった。楽勝。
 ボス戦でオプティマの面白さを再認識。基本的にはラッシュアサルトと勇戦の凱歌を使い分けるだけなんだけど、面白い。まあこのあたりまででやっとバトルのやり方が分かる程度。本当に面白くなったのは2人パーティーになった4章からなんですが。
 それにしてもスノウ君が尋常じゃなく鬱陶しい。ヒーローに対するアンチテーゼか? そんな深く考えなくともまあ比較的野村ゲーにありがちなキャラですが。

 ここでキャラについてでも。ライトニングさんは予想外に普通の人。スノウはうざい。サッズは渋可愛い。本当にサッズは素晴らしいアフロ。サッズ最高。ヴァニラはイマドキ、という感じ。だが変に垢抜けない感じではなく、妙にやぼったいというか。ホープは……嫌なキャラだなこの感じ。
 全体的にすごく仲の悪いパーティーと言うのが印象。殴ったりするし。まあ。ファングさんが最後に出てきて素敵。やっぱ良いねあの人。

<4章>
 ヴァイルピークス。キャラを深めるための章。色々人間関係が進む。オプティマが面白くなる。基本戦法はアタッカーとブラスターでブレイク狙いだが、強敵になったらジャマーとかエンハンサーとかを加えて強化した後上記の組み合わせに。HPが減ってきたらヒーラーを使う、というのでこのあたりはだいたい何とかなる。というかそれ以外に選びようがないしね。ダブルキュアとか結構使える。
 けどこのオプティマチェンジが面白い。ただえらんでるだけなんだけど、能動的にバトルに関わっているように感じる。このあたり、結構うまい。
 途中にホープが機械に乗ってバンバン進むとこがあったんだけど何の意味があるんだか。
 オーディン戦は初見では無理だったけど、攻撃が激しいところはダブルキュア、「ウルの盾」を使ったらアサルトバスターで大体倒せる。そこら辺の判断さえできれば。
 そして回想シーンを動く。これがなんとも。そうそう、今回会話が「話しかける」のではなく「話しているのを聞く」という感じなのは新鮮。二人組のNPCが話しているのを横で立って聞く、という感じ。こういうのってオンラインでは主流なんだろうけどびっくりした。確かにRPGの会話って結構不自然なんだよね、主人公たちが必ず話しかけなきゃしゃべらないし、不自然といえば不自然な会話するし。
 回想シーンのウザさはハンパない。なにこの会話。まあそれでこそ野村ゲーなんだが。

<5章>
 ガプラ樹林。ライトニングさんがホープを導く。なんていうかなあ。ライトニングさんは母ですねほんと。まあ良いけど。
 それにしてもこの章の一本道っぷりは異常。ここまでは結構周囲の環境が変化していったから楽しめたんだけど基本的に中盤までずーーーーーーっとおなじマップ。これは辛かった。このあたりはまだバトルもそれほど難しくなかったから特に。
 そうそう、アタッカーのライトニングさんが打ち上げの技を覚えてからさらにバトルシーンが躍動感のある楽しいものになる。連打ゲーではあるけれどもそれこそRPGってそういうものだからしょうがない。見て楽しめて、ボス戦で戦略を考えられるのが一番。このゲームに対して連打ゲーと批判するのであればやってからにするべき。かなり面白い部類に入るはずですこのバトル。
 ボスはベヒーモスは弱くて、最後のボスはフラワースクリューのモーションになったらヒーラーを使えば余裕。後はブレイク打ち上げ。

<6章>
 待望のサッズさん。ヴァニラがなんともなぁ。グラフィックが特に感動的なのがこの章。自然だよー自然豊かだよー。
 やっとサッズの過去が。発売前情報で大体知ってたけど。まあ切ないねえ。ヴァニラは……ああ。まあ。
 この二人はジャム/サポートで強化してアタッカーとブラスターで戦うのが定石。ボスはねえ、まだ楽勝です。天候を操作するのは完全に無視してたんだけどそしたら強敵がいて、ソッチの方が大変だった。

<7章>
 この章は長い。スノウ、ホープあたりの話が総決算されるから面白いけど。話としてはやっぱり「じゃあ責任とって死ねば良いのか!」「そうしろよ!」でしょう。それに尽きる。最後の父親との会話はまあありがち。しかしロッシュさん……あんたここで出てきて……。
 ディフェンダー登場。しかしスノウとホープの組み合わせの使い辛いこと。途中で出てくるガトリングガン乱発するバイクに何度全滅させられたことか。ディフェンダー使うことが前提、というのはちょっとバランス的に気に入らないなぁ。しかもスノウがリーダーだから操作しなくちゃならんし。
 ファングさんは素敵。というかこのパーティーいいな。ということで3人パーティーになったらライトニングさんとファングを使うことはここで決定。
 結構マップが面倒になってくる。まあそんなことより敵が強くなってくる。ラストでやっと3人パーティになるんだが、本当に楽しい。最後のボスは基本的に強い。ファングがディフェンダーで耐えつつ、エンハンサーのホープで強化、ヒーラーのライトニングが補助するというパターンを使った後攻めに転じて、やばくなったらディフェンダーを使ったりヒーラー×2で一気に回復したりで倒す。案外楽に勝てるけど今までとは比較にならないくらい強そう。強くはないか。

<8章>
 街。ノーチラスってネーミングが。ゴールドソーサー未来版みたいな。しかしなんにも遊べない。切ない。
 しかしストーリーはうまいなぁ。王道だけど、すごくうまい。そしてサッズは本当にかっこいい。ヤバイ。てめえで考えろ!とかすごいいい。あと妄想サッズの鬼畜っぷりも素敵。
 ブリュンヒルデ戦は、はじめ補助魔法使うと良いとか書いてあったからやってたんだけど無理ゲーになってきたので慌ててブラスター×2にしたら一気にゲージが貯まり宣告あと80くらいでなんとかドライビングモードに。はじめからブラスターにしてれば楽勝だった気がする。ヘイストとかそういう問題じゃなく、ブラスターなら勝てる。

 あ、いい忘れてましたが殆ど改造は使ってません。なんだか良く分からないし多分もっと考えれば良いやり方があると思ったから。
 あとついでに、いい忘れてましたので。ブラスター×2をブレイクゲージ途中からは使ってます。そうすると一気にブレイクできる。

<9章>
 心理的にこの章は異常なまでに長い。話はラストでしか進まないんだけど、バトルが難しすぎる。とくに最後の6人集まってから進む場所が辛い。適当にやっているとすぐに全滅する。バズーカのヤツとか、エリアブラストで攻撃キャンセルとかやっとかないときつい。他のやつも数が多いから倒すのにも一苦労。
 多分パーティーがライトさん、ファング、サッズになってるから苦労してるんだとは思う。回復できるのがライトニングしかいない。でもやっぱり個人的に大好きなサッズとファングは入れておきたい。ライトニングを外せるならヴァニラを入れるかもしれないけど。スノウは嫌いだしホープはHPが低い。
 最後のボスはなんかラスボスっぽかった。ていうかまさかの展開。一気に伏線を回収した。しかし、ねえわこれは、と思ってしまった。さすがにまたあの展開になるとは。
 ボス戦。基本的にトリニティなんちゃら(ジャマー・エンハンサー・ヒーラー)で強くしてラッシュアサルト、勇戦の凱歌をうまく使い分ける感じ。途中ディフェンダーを使ったりしたけど、正直上記3つを使い分ければ余裕じゃないかと。ブレイクするとデストルドーはこないのでそれさえ気をつければそんなに。やっぱりいかにブレイクに持っていくか、というのが大事。ブレイクに持って行きたいけど回復もしたい、というときにどちらにするかと異う判断力とかが必要な、楽しいバトル。楽しい。



<音楽>
 音楽なんですが、スゴクいいんですが、戦闘の曲、閃光だっけ、あれが使いまわされすぎて飽きた。途中のジャズ調とかボーカル曲とか面白いなあと思ったんだけど戦闘系になるとすぐに閃光。アレはキツイ。名曲なのに飽きてきて辛い。
 基本的には名曲だとおもう。浜渦さんは色々とむくわれないなぁ。

<グラフィック>
 文句なし。すべてにおいて最高レベルとは言わないまでもこういう系統の中では最高かと。

<バトル>
 相当質高いと思う。大味なのに結構緻密。いままでのFFみたいな戦略性は必要ないけどどこまで粘るか、とかオプティマどうしよう、とかブレイクするには、とか考えだすとスゴク楽しい。
 その上見ていて楽しい、というのがすごい効果的。無意味にバク転したり、打ち上げてジャンプして攻撃したり。グラフィックが凄い上にこういう事されると嬉しくなる。
 難易度はかなり高い、けれどもリスタートできるから結局は簡単。ただボスは本当に辛いのがいるかも知れない。

<ストーリー>
 正直ここまでだとは思わなかった。最初からクライマックスで、結構王道を踏まえつつもグラフィックで強化した世界観をうまく使えている。
 発売前の感じだとストーリーには全然期待出来そうにもなかったのだけれどいやあ、意外にも好印象。
 ただ、最初からクライマックスな上に大したストーリーもなくとりあえず逃げまくり、その間に回想が挿入されるというスタイルは正直最悪です。ただ、それでもある程度体をなしているので面白く見えるだけで。
 あと専門用語連発しまくる割に説明が少なすぎる。メニューで用語辞典があるからそれを見ろとでもいうのか。画面が小さいテレビでは字が細かいんですよ!といいたい。

<全体として>
 予想以上にオモシロイと思う。ネットでは悪評が多いけれど、たぶんやってない人がネガキャンしてるのがほとんどだろう。一本道だけどやってるぶんには別にいつものFFだし。ただまあ、予想以上、であって期待が結構低めだったからなぁ。実際にゲームとしての面白さは中程度だと思う。一回やってしまえばもういいかなぁとおもってしまう。買う価値はある。PS3でこのレベルのRPGは殆どないんじゃないか? falloutとかオブリビオンとか、海外のRPGならあるだろうけど日本のは、テイルズ位しかない。テイルズも毛色が違うし。
 
ああ、ちなみに成長システムであるクリスタリウムは、あまりにもひどいのであえて書いてないです。もう少しねってれば面白いのに。