白い林檎、硝子のスープ

読書・ゲームなどの感想を書いていくです

彼女をおもふこと。

<ジェニーの肖像 ロバート・ネイサン(再読)>
 初読時は「それゆえに愛は戻る」の方が面白かった、と言っていた。が、今回は表題作の「ジェニーの肖像」の方が面白かった。成長なんだろうか。
 「明らかに成就しない恋愛」の物語。初めのあたりから明らかに終わりが見えている、というより終わりを見せている。それなのになんでこんなに美しい恋愛なんだろうか。
 作中に出てくる象徴的なものとして「海」がある。この本の中で海は「愛の源」であり「死」である。

 つづきはひろばで。明日締切。

ゼロの使い魔14>
 べたべた。だがそれがいい。というか教皇黒すぎ。白すぎて黒いというベタな展開ではあるけれども、なかなかに。うまくまとまってると思う。ただ、話の中身がどんどん薄くなっているのは気にかかる。展開、演出ともに上手いのに、もう少し話を密にしてもいいんではないのだろうかねえ。

BANANA FISH(再読)>
 やっぱ面白い。面白い。ガチで。書評をしてもしょうがないくらい面白いです。読んでください。