読書
例えば007の魅力とは何か。魅力的なストーリー展開、迫力あるチェイスシーン、ヒロイン役の女性との愛。そのすべてがうまく融合することによるものが大きいだろう。 そもそもスパイ小説、スパイ映画において主人公は必ずと言っていいほどかっこいい。そして…
<断章のグリム9> こういう形式で進めていった方が好きですね。大災害でもなく、しっかりと小さな人間関係をつかんでいく。 後付けできる設定ってのは万能ですね。なでしこ+なでしことかわかるわけもなく。 とりあえず結末が全く見えないですね。いいです…
珍世界紀行作者: 都築響一出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2004/03/25メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 26回この商品を含むブログ (28件) を見る エログロナンセンスなヨーロッパの珍名所を写真満載で紹介した本。アリカさんが公式ホームページで紹介…
ジェニーの肖像 (創元推理文庫)作者: ロバート・ネイサン,大友香奈子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2005/05/23メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 25回この商品を含むブログ (39件) を見る 主人公のイーベンは売れない画家。ある日公園でジェニーと名…
<ジェニーの肖像 ロバート・ネイサン(再読)> 初読時は「それゆえに愛は戻る」の方が面白かった、と言っていた。が、今回は表題作の「ジェニーの肖像」の方が面白かった。成長なんだろうか。 「明らかに成就しない恋愛」の物語。初めのあたりから明らかに終…
太陽系の寿命は何年だ、とか地球が生きられない星になるまであと何年だ、とか言われても、実感なんか湧かない。そんな途方もない時間なんて、僕らには関係ない。滅亡する頃にはどうせもう死んでいるんだから。 この小説で、地球は殻に覆われる。そして覆われ…
兎にも角にも餅が美味しい。 もっちりとしてもちもち。 ゼロの使い魔13巻読了。12巻のぐだぐだっぷりから一転して、戦争に行きそうに見せかけて行かないで終わった。明らかに教皇腹黒だし、話の展開としては非常にベタだが、そのベタを非常にうまく展開して…
<あらすじ> 遠い未来。地球の人々は他の惑星への移民を始めた。その九番目の惑星「ナイン」に向かう移民船に搭乗したのは、船長キャプテン・リュウイチ、その妻レイディ・アカリを含む30余名の選りすぐりのクルーたち。人々は無事ナインに定着し、人工子宮…
正直なところ、異色作かな、と思う。 キャロル作品の特徴は、主人公に幸せの絶頂を迎えさせた後に極端に破滅的な結末へ急降下するストーリーである。基本的に日常生活を描いていき、その上でその日常がいつの間にか非日常に変化していく、その過程の面白さは…
非常に面白い、とは言い難い。今回の話はノンフィクションを基にしたフィクションであるからだ。 著者が自身のサイト上で語っているところによれば、今回のテーマは医療界において非常にタイムリーな話題。それを、ほぼそのまま(なのかどうかはよくわからな…
<あらすじ> ペストだ! その一言に、下宿屋の老夫婦は戦慄した。病に苦しむ下宿人の青年を囲んでいるのは、中世風の異様な衣裳に身を包んだ三人の医師。担架で患者を搬出すべく一行が狭い廊下に入ったとたん、肝心の患者が煙のように担架の上から消え失せた…
「古い車って素敵ね」「そうね、でも古い亭主もついてるのよ」 <あらすじ> スパイとして働きすぎて頭がいかれた5人組・・秘密の精神科病院に収容された元CIAのメンバーらは、各々ハンデを抱えていた。ラッセルは音楽を口ずさまずにいられない、ゼイン…
<あらすじ> 人気作家ジョフリーの邸宅“ガーストン館”に招かれた幼馴染のモーリス。最近様子のおかしいジョフリーを心配する家族に懇願されての来訪だった。彼は兄ライオネルから半年にわたり脅迫を受けており、加えて自身の日記の出版計画が、館の複雑な人…
<あらすじ> 卒業式を目前にひかえた朝、グレンデール高校に銃声が響く。鍵のかかった女子トイレに警察が踏みこむと、そこには三人の女子学生が倒れていた。人気者のキャットが胸を撃たれて死亡し、ジョージーは足に銃弾を受けて負傷。発砲したのは二人とは…